スペイン製のDVDがあるのだが、これを日本製のDVD/BDプレーヤで観ようとすると、こう冷たく言い放たれる。
以前にもこの問題に行き当たったことがある。ヨーロッパは日本と同じリージョン・コード2なのだが、規格がPAL方式なので再生できないということを思い出した。PCのDVD再生ソフトを使うとPAL方式でも見ることができるので、今回も外付けのDVD/BDドライブをPCにつないで再生してみた。すると今回はリージョン・コードが違うと言ってくる。その外付けのDVD/BDドライブのリージョンコードが1、つまり北米用になっているというのだ。
どうもこのDVD/BDドライブで米国製のDVDを再生した時に変更したのかもしれない。
リージョン設定を変更する方法を調べるために、メーカーであるBuffaloのサイトを探すとチャットで対応してくれるサービスがあった。問いかけてみると少し時間はかかったが、Windows10上での次のような手順を教えてくれた。
- デバイスマネージャーでDVD/CD-ROMドライブを開く。
- 対象のドライブを選択し、右クリックでプロパティを開く。
- DVD地域のタブを開き、指定したい地域を選択しOKをクリックする。
それに従うと、リージョンコードが2に変更できたので、お礼を言ってチャットを切った。
このリージョンコード切り替えは回数の制限があり、あと3回になっていたのだが、確認しようとして迂闊にもまた1にしてしまい、もう一度2に戻したので、変更可能回数は残り1回になってしまった。もう一度変更するとリージョンコード2では使えないことになるのである。
リージョンフリーのドライブやリージョンフリー化するソフトウェアを利用する手もあるが、問題がないという保証もない。ただ、ありがたいことに外付けのUSB-DVDドライブは最近では3000円前後で売られている。昔のことを思うと驚くような安さだ。そのくらいの価格なら、リージョンコード1,2用にそれぞれ1台ずつ用意しておくのがいいかもしれない。