The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

痛風顛末記

今日は水曜日であるが、先週金曜の夜、右の踵のアキレス腱の付け根周辺に違和感を感じた。その週の火曜日、水曜日にはテニスを普通にできたし、木曜、金曜は雨が降って家の中で過ごしていたので、運動で痛めたということでもなくどうしたんだろうと思いながらその日は寝た。
翌土曜の朝、その右の踵が痛くて立てなくなった。その発症の仕方と痛さは経験的に痛風であると直感した。一般に痛風というと親指の付け根に発症する例が多いようであるが、私の場合はこれまで足首にでることが多かった。しかし、痛風の症状はあらゆるところに出るようで、ネットで調べると踵やアキレス腱にも出るとされている。今回は踵のアキレス腱の付け根に出たというわけだ。

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https://ikeda-med.com/gout/ から借用

実は昨年1月に前回の発作を起こしているのだが、このブログは昨年6月から書いているのでこのブログで痛風について書くのは初めてである。以下に書くことが医学的に正しいかどうかの保証はないが、私の個人的な備忘のために前回および今回の顛末を書き留めておくことにする。

前回:
昨年1月に起こった際は、日曜日だったので市の休日診療所を受診した。担当したのはタメ口で話す横柄な感じの医者だった。昔アメリカで発症した時、ファミリードクターがこれを飲めば明日には指ではじいても痛くなくなると言って処方した薬をのむとホントに急激に症状が改善したことがあり、そういう特効薬を期待しのだが、処方された薬が普通に市販されているイブプロフェインだけだったので少々拍子抜けした。翌日が振替休日だったので火曜日にかかりつけのクリニックに行ってみてもらったが、処方されたのはジクロフェナクNa。発作が起こってしまったら、患部の安静を保ち、患部を冷やし、酒を断ち、非ステロイド性抗炎症薬で炎症を抑えるしかないらしい。ジクロフェナクNaを飲むと三、四日で痛みがほぼなくなったのでそれ以上薬を飲むのはやめた。そして、発症の10日後にはテニスも普通にできるようになっていた。

今回:
前回飲み残したジクロフェナクNaが6錠あったので、土、日の食後にそれを服用した。それが効いただろう、月曜になると踵をついて立てるようになった。しかし、まだ痛みがあるので前回のようにクリニックを受診して非ステロイド性抗炎症薬を処方してもらおうかと思ったが、COVID-19の感染拡大のこの時期にあまりクリニックには行きたくない。その種の薬としてロキソニンなら薬剤師のいる薬局で購入できるのは判っているので今回はそれを試してみようと考えた。
意外にも靴を履くのは苦痛ではなし、むしろ靴を履いた方が踵がサポートされて歩くのが楽なことが判ったし、車の運転には全く支障がない状態だったので、薬剤師のいる薬局に出かけ、事情を話してロキソニンSプレミアムを購入した。

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1回2錠で1日2回までとされているので、それを月、火と服用して今日に至っている。
その結果、多少の痛みは残っているが、短距離を普通に歩くことは問題はなくできるようになっている。

以上が前回と今回の経過の記録である。
まだ走るのは無理であるが、今週いっぱいおとなしくしていれば、来週にはテニスもできるようになるというのが私のこれまでの「豊富な」経験からの予想である。

ところで、痛風は昔から贅沢病などと揶揄され、それが死に直結することもないためか、発症してもあまり同情してもらえない。しかし、体験した方は御存じだろうが、発症すると痛くて何もする気にならないし、飲酒が引き金になっていると聞くと禁酒の誓いを立てようとさえ思うほどである。

過去の偉人たちも痛風に苦しめられたという話はよく聞く話で、下の記事にはそうそうたるメンバーが登場する。

toyokeizai.net

まあ、これは、痛風でしょんぼりしているおじさん達を慰め、元気づけるための逸話ということだろうが、今後とも酒を控え、激しい運動も控えた方がよいのは間違いないのだろう。

余談だが、ティラノサウルス痛風持ちだったといわれている。化石に尿酸塩によって侵されたと思われる跡があるらしい。