Indian WellsでBNP Paribas Openが開催中です。
どの試合を観るか迷うところですが、Facebookにフィードされてくるニュースのビデオクリップでチェックして、注目されるものをYoutubeのハイライトで見て、その中で特に面白そうなものがWOWOWオンデマンドでアーカイブされていたらフルマッチを観る、という楽しみ方をしています。
Day7、８の試合で、印象に残ったのはこの二つ。
◆Kyrgios(193cm)、Kokkinakis(193cm) VS Isner(208cm)、Sock(191㎝)
この大男4人がコートに入るとコートが狭く見えます。高さと速さと技がぶつかり合った迫力あるダブルスです。
格闘技のようなテニスですが、こういうルールに沿った競い合いならいくらでもやって欲しいものです。
終わった後の4人が実に清々しそうにしているのが印象的です。
武力侵攻によって起こされた悲惨な状態とは真逆です。これが21世紀の人類がすることです。
◆Monfils VS Medvedev
数あるプレーヤーの中でも身体能力が格段に高く、トリッキーなプレーをするフランスのMonfilsの試合は見ていて楽しいものです。その彼がランキング1位のロシアのMedvedev相手にどういう試合をするかは興味がありますが、今回はそれだけではなく気になる点があります。それは、Monfilsの妻であるウクライナ人のSvitolinaがロシアの侵攻を受けて悲痛な気持ちでいること、その妻を思ってMonfilsも心を痛めていると報じられていたからです。テニスと政治は別物で、個々のプレーヤーに責任はありませんが、影響がないはずはありません。この試合、Monfilsの気持ちが優りました。勝利を喜ぶSvitolinaの姿が映っています。
