昨日、所用で東村山に行ったので、帰りに所沢の交通公園に寄ってみました。
公園内にある航空発祥記念館は航空をテーマとした埼玉県立の博物館で、2020年に来た時はCOVID-19の感染拡大で休館中、2021年に来たときは月曜日の休館日で入ることができませんでした。2年越しでやっと入ることができたというわけです。
館に入るとホールにこんな飛行機が吊り下がっています。
明治44年(1911年)に徳川好敏大尉が設計・製作した日本初の軍用機、会式一号機の原寸大のレプリカです。その前年に代々木練兵場で日本での初飛行に成功したフランスのアンリ・ファルマン機を参考にしてこの地にあった所沢飛行場で製作され、初飛行に成功したものだそうです。明治45年には、それを改良した会式2号機で所沢から東京都心に飛んで熱狂的な歓迎を受けたそうですから、大変な進歩に驚きます。
1903年のライト兄弟の初飛行のわずか8年後に日本でもこういう飛行機を作って空を飛ぶ事に挑戦した人たちがいたということに改めて感動しました。
館内には下の写真のように航空機や航空にまつわる展示が沢山ありますが、個人的には、上述した会式一号機が最も印象に残りました。