The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

配膳ロボット

"GoToEatかながわ"の電子クーポンの期限が迫ってきたので昨日の昼はガストに行きました。COVID-19の感染が拡大してからこの2年半、ファミレスはテイクアウトでしか利用したことがなかったので、中で食事をするのはホントに久しぶりでした。
中に入ると、配膳ロボットが料理を乗せて動き回っています。
こんなヤツです。
空いているところに座っていいと言われて席に着くと、注文はテーブルのタブレットでするようになっています。
ウエイトレスの女性も店内にはいましたが、注文を取りに来ることもありません。
水と注文したスープは自分で取りに行ってしばらく待っているとロボットが食事を乗せてやってきました。
こんな感じです。注文されたテーブル横に来て、料理をとりやすいように向きを変えて停まります。

私の座った85番の席に2つのトレイの料理が届いていることが表示されています。そこで料理と伝票を自分で取り出して、「完了」を押すとロボットは帰っていきました。

ウィークデイで少し時間を外して入ったので、比較的空いていましたし、他のお客さんはそれに慣れているようで何の混乱もありません。珍しくて写真やビデオを撮っているのは私くらいでした。(笑)引きこもり生活をしている間に世の中変わっていました。

ロボットは2台稼動していましたが、連携を取りながら自律制御されているようで、通路で出会うとうまくすれ違っています。店が満員になって、子供が走り回って、理解できない年寄りがいて、というような負荷のかかった状態のときに無難に対応できているのかどうかは興味のあるところです。

家に帰って調べると、この配膳ロボットはUSENが提供しているサービスのようです。

スタッフ不足への対応ということを訴求していますが、COVID-19禍の中では接触を減らすということも売りになるのかもしれません。

ただし、サービスが利用しているロボットを作っている会社は中国のPudu Roboticsです。

配膳ロボットのアイデアは以前からあるし、特別の革新的な技術を必要としたわけでもありません。しかし、面白いと思ったら、なんでもサッサとやってしまうところが中国です。技術をプロダクトに突っ込んで展開し、そのなかで技術を向上させ、ノウハウを積み重ね、そのうち世界を席巻してしまうのでしょう。
日本はみんなが合意するまでなかなか動けないし、最初から完成度を求めるので、気が付いたときには出遅れてしまったということが起こりがちです。
とても残念なのですが、ここでもそれが出ているのかもしれません。