The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

野球のビデオ判定

今月はテニスを見たくてDAZNを契約しているのでプロ野球も全試合見ることができる。
普段見ることはないのだが、ロッテの佐々木朗希が投げるというので24日の試合を見ていた。
その試合の途中、佐々木の投げた球がボールと判定され、盗塁を許すという場面があった。この外角ギリギリの投球である。(DAZNスクリーンショットです。ソースを明示しているので使用を許可してください。)

その直後、球審がなにやらおかしな動きをしたが、画面が切り替わったので何が起こったか分からなかった。しかし、イニングの切れ目にそのシーンが再生され、佐々木に対して球審が詰め寄り、捕手の松川が間に入って止めようとする映像が流された。


解説もなんだか様子が分からないようだったが、ボールの判定に対しての佐々木が不満そうな態度を取ったことに対してか?と言って納得していた。
それで終わりだと思っていたら、その後、ネット上はこの話題で盛り上がっているようである。

話題になったのでネット配信で何度も見直したが、球審が冷静さを欠いているように感じてならない。ストライク、ボールの判定に、投手が文句を言って詰め寄ることはあっても、審判が投手に詰め寄るというもの前代未聞である。しかも、佐々木が暴言を吐いたり、侮辱的な態度を示したようにも見えない。160㎞/hを越えるボールの軌跡を瞬時に判定しなければならないのは大変な技術だとは思うが、それを投げてくる若い投手に威圧を感じ、そこから自分の権威を守るためにあの審判はマウントを取りに来るような行動に出たんじゃないかと見えてしまう。
まあ、佐々木朗希にとっては、球審にも色々なタイプの人間がいるということを学ぶいい機会になったと言えるだろう。MLBの審判には権力を笠に着てとんでもない判定をするひどいのがいるので、将来MLBに行く前に、それへの対処の仕方を教えられたと思えば、無駄ではなかったということだろう。

プロ野球にもビデオ判定が導入されているが、ボールデッドの状態のときの直前の判定だけが対象になるようで、ボールインプレイ中のストライク、ボールの判定は対象にならない。しかし、ストライク、ボールの判定こそ、最もビデオ判定に適したものではないだろうか。
テニスでは大きな大会のイン・アウトの判定はもう完全にビデオで行うようになった。200km/hを優に超えるボールの軌跡をmmの精度で追える技術があるからである。
導入当初は反対意見もあったが、その高い性能が立証されてきたので誰も文句を言わないし、それが当たり前になっている。

そのうち、野球のストライク、ボールの判定がビデオで行われるようになるのは間違いないだろう。