ラジコン・シミュレータ用コントローラのスティック・レバーの動作がおかしいので、修理できるかどうか中を開けて調べたくなりました。
裏の6か所をネジで止めてあるのですが、ネジの頭が+でも－でも六角でもありません。穴の中にあるのでよく見えないのですが、三角形のように見えます。（下右下）こういう精密機械はユーザが勝手に開けないように特殊ネジを使っていることが多いですが、これもその一つなのでしょう。
そこでホームセンターに行って工具を捜しました。店員さんに聞くと、すこしは探してくれましたが見つからず、「ありませんね」と言って離れて行ってしまいました。
いや絶対あるはずだと思って一人で粘って探していると、21種の精密特殊ビットがセットになっているものを見つけました。（下左）▲も4種類あるので、どれか合いそうです。（下右上）そのほかのビットも面白そうなので、1セット持っておくのもいいなと思って購入しました。
このうちのB2.0というビットが適合してネジを外すことができました（上右中）。コントローラの裏蓋を開けて構造を見ると、実によくできています。裏のスライドスイッチで、メカニカルにコントローラのモードを1~４まで変えることができる機構にはちょっと感動しました。原理が分かったので、問題となっていた箇所のネジを締め直し、修理することができました。
さて、特殊ネジ用のビットのうち、T7のヘクスロープというビットはWestern DigitalのHDDに適合しています。
表に出ている6本とシールに隠されている1本のネジをT7のヘクスロープで外すと蓋を外すことができます。
もちろんHDDは開けたら終わりですが、古くなって使う予定がないものなので開けてみました。開けると下の写真のようになっています。超精密機械の無駄のない美しさを感じます。インテリアとして置いておくのも面白そうだし、重しにも鏡にもなります。古いHDDは捨てるにしても中身を消去したいところですが、これだけ分解しておけばその必要はないでしょう。（笑）
特殊ビットセット、これは便利だし面白いです。
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