The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

モード2とモード1

ラジコン(RC)航空機用のプロポ(送信機)は2本のスティックで、エルロン(AIL)、エレベータ(ELE)、スロットル(THR)、ラダー(RUD)をコントロールします。
スティックの回転の軸を下のように定義するとき、それぞれの軸をどのコントロールに割り当てるかを定めたのがモードで、世界的に使われているのはモード2と呼ばれる方式です。

受信機Ch. スティック回転軸 モード2 モード1
1 Ry AIL AIL
2 Rx ELE THR
3 Lx THR ELE
4 Ly RUD RUD

ところが、なぜか日本だけはそれとは異なっていて、THRとELEが逆になっているモード1が主流となっていると聞いていました。私は外国でRCを覚えたのでモード2しか使ったことはなく、プロポ(FUTABA T10J)を購入した時はモード2のものを選択しました。最近、近所にRCのクラブがあるのを知って訪ねて話を聞くと、やはり皆さんモード1を使っているというのです。もちろん、どちらかの慣れた方式を使っても構わないのですが、いざというときのことを考えると、周囲の人と合わせておく方がリスクを小さくできそうです。それに、RCを飛ばすのは17,8年ぶりで、身体がある程度覚えているとはいえ、技量はさび付いているので、実際に飛ばす前に少しシミュレータで練習することも必要でしょう。そこで、この際モード1に変更して練習し直すことにしました。郷に入っては郷に従えです。

T10Jの説明書を見ると、モードの変更はメーカーが有償で対応してくれるようですが、ネット上にはモード変更のやり方の記事や動画がいくつも上がっていて、自分で改造できそうです。ちなみに、ネット上の記事や動画は、全てモード1からモード2への変更です。私の場合はその逆になりますが、要は逆にすればいいだけです。

ということで自分で改造することにしました。

まずT10Jの裏蓋を外します。

ELEとTHRの交換なので、機械的にやることは下の写真の黄色の破線で示した、
・Lx軸の歯止めの板バネを外し、点対称の位置にあるRx軸にセットする。
・Rx軸の中央復帰用のレバーとバネを外してLx軸に移す。
です。

まず、LX軸の歯止めの板バネを外して移します。

次に、下の写真に記した手順で、Rx軸の引っ張りバネ、留め具、レバーを外します。

この3つの部品を外すとRx軸は中央復帰せずに自由に回転できる状態になります。

逆にLx軸を中央復帰用させるために、上の3つの部品を点対称の位置にセットします。黒いレバーはバネの反対の方向から滑らせるようにして下に入れます。レバーが入ったら、留め具をネジで止めて、バネをもとのように取りつけます。

黄色破線の部分が変更された箇所で、Lx軸(THR)の回転がクリックで半固定され、Rx軸(ELE)は自動的に中央復帰用するようになりました。この機構は実によくできています。

以上で機械的な変更は終了ですが、プロポの電気的なモードも変更する必要があります。
+とーのボタンを押しながらスイッチを入れると下のようなモード変更の画面になるので、+かーのボタンでSTK-MODEを1にするだけでOKです。

これでモード2のプロポをモード1に改造することができました。

最近はUSBタイプのワイヤレス・シミュレータ・コントロールという商品があって、それを使うとこのプロポでPC上のラジコンシミュレータをコントロールできるようです。17,8年ぶりに戻って来た世界は、72MHzのFMから、2.4GHzの周波数ホッピングスペクトラム拡散方式(FHSS)に変わっただけではなく、いろいろと便利になっています。これからしばらくは、その組み合わせを使ってモード1を体にしみ込ませるための特訓です。