酒のつまみにと6Pタイプのチェダーチーズを買ったのだが、何か違和感がある。
薄いのである。以前はこんな感じではなかった。もっと厚かった。
調べると、この形状の6pチーズは、1954年に雪印乳業が初めて作った日本独自のものらしく、発売当初は内容量が170gあったという。だんだん薄くなって、今では108gになっているらしい。径の変更はなさそうなので、少しずつ薄くしてきたのだろう。一種のステルス値上げなのだろうが、こうまであからさまだとステルスとも言い難い。
私の買った上記の森永乳業のチェダーチーズの内容量は90gと表示されているから、径が同じだとすると更に薄いことになる。
他のはどうだろうと思って冷蔵庫を見ると、6pタイプとしては、明治のカマンベールチーズがあった。
中身の形状を比較するとこんな感じである。
カマンベールチーズは倍以上の厚さがあるが、これは径が小さいので内容量は同じ90gである。
6Pというのは、6 portionということで、6つに分けられているわけだが、こうパッケージされていると一度に食べるのは普通1個である。厚さが半分になったから2個食べるかというとそうはしない。まあ薄くなったのは高齢者にはちょうどいい量なのかもしれないが、日本の将来を担う若者に対してはどうなんだろう。