翼と胴体へのフィルム貼りが終わったので、次に可動翼とサーボをつなぐ作業をしました。
ラダーとエレベータは下の写真のように、可動翼の両面にホーンを付けてワイヤーで両引きする構造にしています。ワイヤー・リンケージを使うのは始めてですが、実際の航空機でも金属製のロープ(鋼索)を使って動かすものもありますから、どういう感じで動いてくれるのか興味があります。
ワイヤとホーンの接合部分は下の写真のような構造になっていて、プラスチック部材にねじ込む金属部材のネジ込み加減でワイヤのテンションを調整できるようになっています。
ワイヤのテンションはたるまない程度で、過度に引っ張る必要はないとされているのでこんな感じでしょうか。両引きしている2本のワイヤーは胴体に配置したガイドパイプを通し、サーボ・ホーンに繋げます。
ガイドパイプを通したワイヤのもう片方の端部は、銅パイプを通し、サーボ・ホーンにつけた金属部材の穴を通して折返し、さらに銅パイプを通します。中立点で舵角が0になるように調整後、銅パイプをしっかりカシメてワイヤーを固定します。
全体はこういう形になります。
機体のロールをコントロールするエルロンに対しては左右独立したサーボを使います。
Zベンドを付けた1.5mmの鋼線をエルロン・ホーンに通し、もう片方はEZコネクタと呼ばれる部品を使ってサーボ・ホーンに留めます。
主翼を胴体に被せると、下の写真のようにサーボが半分露出した構造になりますが、これはこれでメカニカル感が出て悪くありません。
送信機のエルロン・ディファレンシャルをアクティブにして左エルロンを1ch、右エルロンを7chにつなぎます。エレベーターとラダーは通常通りで、それぞれ2ch、4chを使います。
下のビデオは送信機のスティックを操作して様子を見たものです。設定通り動いています。
これで、可動翼とサーボのリンケージは完了です。
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