The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

オンライン診療

先日かかりつけのクリニックで健康チェックのための血液検査をしてもらった結果の説明をオンラインで受けることができるというので試してみた。

CARADAオンライン診療というシステムである。

利用するためには電話番号、パスワード、クレジットカード情報で会員登録する。

電話番号、パスワードでログインしたあと、医療機関を探す→都道府県から探す→関東と押していくと次のように表示される

神奈川県では13か所が登録されている。この数を見ると、いま利用できるのは進取の気性に富んだ先進的な医療機関と言えるのかもしれない。
その中に私のかかりつけのクリニックもあったので、それを押すと、予約の受付ボタンがある。それを押すと、日にちと時間(10分枠)が選択できるようになっているので選ぶと申し込みは完了である。
ただこの段階では予約は確定しておらず、医師が承認して予約が確定する。

予約の時間の15分前になると下の画面が表示され、ビデオ通話画面に入れるようになる。


ビデオ通話画面に入ったあとは、クリニックからの着信を待つ。

15:00からの予定でなので5分前から待っていると、ほどなく着信があった。
映像は見えるのだが、声が届かない。こちらの声は聞こえている様で、聞こえますか?と尋ねるとOKのサイン。医師の方のマイクがミュートされているんじゃないかと推測するのだが、確認しようがない。そうこうしている間に通話が切れた。
上手くいかないなあと少しがっかりしていると、クリニックから再度着信があり、看護師さんが出てきて今度は声も聞こえる。その状態でスマートフォンを医師の先生に手渡してもらって、オンライン診療がはじまった。

血液検査の結果としては、尿酸値が高いので薬を処方してもらうことになり、その処方箋をクリニックから薬局に送ってもらい、私が直接薬局に取りに行くことにした。

受診後、サイトを見ると課金の情報が表示されていて、登録したクレジットカードにチャージされるようである。

また、共有のタブを開くと検査結果が表示されていて、それをダウンロードするとjpg画像としてみることができた。

ビデオ通話で十分できる目的を達することができる内容で、これだけのためにクリニックに出かけ、COVID-19の第8波とか言われる中で待つのはできればしたくないので、大変ありがたいシステムである。

10数年前にビデオ会議システムの研究に携わり、その後もSkypeに始まって各種のビデオ会議システムを使ってきた私からすると、まだまだ機能は不十分だし、使い勝手の悪いシステムだが、多くの人がスマートフォンを持つようになったことでオンライン診療に使ってみようとする医療機関が出てきたというところなのだろう。

やっとここまで来たとかという感もあるが、これから少しずつ進化していくに違いない。