The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

The Lost Symbol

Dan BrownのThe Lost Symbol(Robert Langdonシリーズの第3作)を原作とする50分✕10回のテレビドラマがWOWOWで放送されたので録画して3日かけて観ました。
原作のストーリーは正確には覚えていないのですが、今回のテレビドラマでは登場人物の設定が少し変えられているし、Robert Langdonシリーズのテーマであるシンボルに絡んだ謎解きより、スピリチュアルな話が前面に押し出されていて、なにか違う雰囲気のものに仕立てられていました。
2、3時間の映画じゃ、話を相当はしょらないと収まらないけど、500分のドラマにするには逆にあの位話を膨らませないと持たないのかもしれません。

Dan Brownはこれまで7冊の長編の推理小説を出していますが、私はすべて読んできています。初めて接したのは、The Da Vinci Codeで、2003年に当時住んでいたアメリカでかなり話題になり、どの本屋でも店頭に積み上げられていたのを妻が買ったのがきっかけでした。

その面白さに惹かれて他の作品も読んでみたくなり、調べると
Digital Fortress, 1998年
Angels & Demons, 2000年
Deception Point, 2001年
が出されていたので、それらをペーパーバックで読みました。

その後、Robort Langdonが登場する話が
The Lost Symbol, 2009年
Inferno, 2013年
Origin, 2017年
とシリーズ化してくると、すぐに読みたくて、それらのペーパーバックが出るとそれを入手して読むというのが慣例化していました。

Robort Langdonシリーズの映画化は、The Da Vinci Codeが最初で2006年、その次に2009年にAngels & Demonsが公開されました。次はThe Lost Symbolかと思っていると、2016年になぜかInfernoが先に映画化されました。今回順番が逆になってThe Lost Symbolがテレビドラマという形で発表された事情については知りませんが、映像化の難しさということもなさそうなので、なにか他の理由があったのでしょう。このシリーズが、世の中に実在する組織や団体に食い込んだストーリーになっているので、その辺りとの調整も必要だったのかなあと想像してしまいます。
小説ではRobert Langdonがハリソン・フォードに似ていると描写されているので、映画でトム・ハンクスが演じると聞いたときには当初違和感を感じたのですが、3作とも彼が演じるとすっかり馴染んだ感があります。しかし、今回は若手のアシュリー・ズーカーマンが演じています。まあ、トム・ハンクスも66歳だというのでもうRobert Langdonは無理でしょうね。

今期待しているのは、Originの映画化です。そうなると誰が演じるでしょう。
それと次の小説の出版も待ち遠しいところです。