The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

CTM1022

ウクライナのゼレンスキー大統領がG7に対面参加するために、フランス政府機でサウジアラビアから日本に向かうというニュースが流れていた。

それならば丁度どこかを飛んでいるはずだと思って、Flightradar24を開くと、most tracked flightsのトップにCTM1022というフランス空軍のA330が表示されていた。
出発空港を見るとサウジアラビアのジェッダ、到着空港についてはN/Aで表示なし。
どうもこれがゼレンスキー大統領が乗った飛行機のようである。この後南シナ海を抜けて日本に向けて北上するように思われた。

UTC 0:40    ( JST 9:40 )

しばらくして飛行位置を確認すると、なんとルートを90度まげて北上し、その後中国本土の真ん中を突っ切るようにして飛んでいる。最短飛行コースは中国の上空を飛ぶことになるが、それができないために迂回するように南側を飛んでいると見たのだが、どういうことだろう? 中国が南シナ海を飛ぶ事を拒んでルートを捻じ曲げさせたのか? いろいろ類推するが、正確な理由は分からない。

UTC 3:29    ( JST 12:29 )

その後、武漢、上海とわざわざ大都市の上を飛び、東シナ海に抜けた。

UTC 5:21 ( JST 14:21 )

日本国内に入った後は、慣れない場所だからなのだろうか、位置を確認しやすい空港の上空を飛ぶルートを取っていた。
岩国基地は民間空港との共用空港でもあるので、そこに降りるのかと見ていたが、どうもそれはできないようで、大きくS字を描きながら広島空港に着陸した。10時間のフライトだったが無時に到着してよかった。

UTC 6:31 ( JST 15:3  1 )

世界中が注目している人物を乗せた飛行機で、安全性に一番気を使ったことだろう。フランス空軍のパイロットにはお疲れ様でしたとねぎらいの言葉を掛けたいところである。
これだけフライトの情報がオープンになるのを不安に思う声もあるようだが、逆にこれだけ、世界中の航空ファンが追っかけて見ていればおかしな手出しはできない。こうして皆で見守るのが最も安全性を担保する方法なのかもしれない。