アメリカのカリフォルニアの銀行「A」に口座を持っていたのですが、アメリカではよくあることで、その銀行がセントルイスに本社がある他の銀行「B」に買収されて、わずかながらの私の資産は引き継がれてその銀行に移されてしまいました。
銀行「A」のキャッシュカードは裏面にマスターカード系のcirrusのロゴが印刷がされていて、セブンイレブンのATMで使えたので、1ドル100円くらいの時に預金したものが1ドル150円前後になっているので時々円で下していました。
ところが、銀行「B」に変わって、そこが発行して送ってくれたキャッシュカードを見ると、銀行のオンラインシステムの表示がなにもされていません。ATMネットワークに加盟していないのでしょうか? どうなんだろう?と思って試しにセブンイレブンのATMに入れると「利用できません」といってはじかれるのです。
さあ、困りました。アメリカに行く予定もないので、日本のATMで使えないとなると、手が付けられません。銀行「B」に連絡してその口座をクローズして、日本の銀行へ全額引き上げるしかないかなぁと思いましたが、それも面倒だし、多額の手数料を取られそうなので、ついそのままにしていました。
最近、その銀行「B」からある手続きが必要だという郵便が来ました。一応それには返信しましたが、これからもそんなことに付き合わされるのも厄介な話です。
返信を出しにいったついでに郵便局のATMに銀行「B」のキャッシュカードを入れてみました。そうすると、海外発行のカードだと認識してくれます。
それなら使えるかもしれないと思い、続けると、下の様にどのサービスを使いたいか聞いてきます。
VISA系列のPLUSが使えそうです。それを押すと、引き出しは1回50,000円という制限はありますが、引き出しができるではありませんか。よかったぁー。
換算レートは、1円=$0.00751と相当不利ですが、手数料は220円なのでまあ妥当でしょう。
ゆうちょ銀行、意外と国際的に頑張ってくれています。
これを使えば、凍結状態だった私のドルが円で戻ってきてくれます。
ところで、1円=USD0.00751という表示を見てあることを思い出しました。
1978年に初めてアメリカに行ったとき、日本円をドルに交換しようと思って、銀行に行ってレートを尋ねると、冷たく、"Point Oh Oh Four"と言い放たれたのです。1ドル250円ということなのですが、0.004という数字はなにか屈辱的でもありました。まあ今でも0.0075だというので大して変わりませんが・・・