妻の実家を整理しているなかに義父が集めたクラシック音楽のLPレコードが100枚ほどありました。
オーディオ装置はあってCDプレーヤーはあるのですが、レコードプレーヤーはありませんからもう長いこと聴くことはなかったはずです。私自身、1989年にすべてのLPレコードは処分していて再生できる環境を持ってませんから譲り受けてもしょうがありません。
そうはいってもゴミとして捨てるのも忍びないので、どこかの愛好家に渡ればそれの方がいいと思って「レコード買い取り、地域名」で検索して出てくる業者の一つに電話で問い合わせて来てもらいました。
LPレコードは内容に関わらず1枚10円にしかならないようですが、その中の一枚はイ・ムジチの四季でした。
1970年代にずっとクラシックのベストセラーを続けていた名盤で、その中でもこのミケルッチがコンサートマスターを務めたものはミリオンセラーになったもので、串田孫一氏他によるライナーノーツがついています。
それに、驚いたことに24ページからなる全曲楽譜までついているのです。
昭和のレコードはこういうものだったなあという懐古の気持ちとともに、「岳父」にもらった「楽譜」なんていうダジャレが頭をチラッと頭をよぎり、この1枚だけは手元に残すことにしました。
私自身は弦楽器には触ったこともないので演奏することはできませんが、そのうちDAWソフトを使って四季を演奏してみようかという気になりました。