The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

なぜ「星条旗よ永遠なれ」か?

「最大のマーチングバンド」のギネス世界新記録が関西万博の会場で達成されたというニュースが流れていた。

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「全員が演奏しながら400メートル以上行進」「計5分以上演奏」が記録達成のための要件らしいのだが、演奏された曲がスーザの「星条旗よ永遠なれ」というのに驚いた。
確かに世界中で愛されている曲かも知れないが、“アメリカ第二の国歌”といわれるほどの曲で、アメリカでは建国記念日の御祝いのときにこの曲を最後に演奏して最高に盛り上げさせるアメリカを讃える曲である。日本で開かれている万博で日本人が記録を作ろうというときに、どうしてこの曲を選んだのだろう? 日本人が作った名曲がたくさんあるのに何故と思う。

Youtubeで検索すると、「世界3大行進曲」として、スーザの「星条旗よ永遠なれ」、タイケの「旧友」、そして瀬戸口藤吉の「軍艦行進曲」を聞かせてくれるものがある。

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「軍艦行進曲」が世界中で親しまれているかどうかはわからないが、少なくとも日本では一番有名な行進曲であることは間違いない。
それが軍国主義に結びつくと非難する向きがあるなら、「君が代行進曲」というのはどうだろう? 私にとっては小学校の時の鼓笛隊で演奏したこともある思い出のある曲であるし、なんといっても国歌だ。

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そのほかにも日本人に馴染みがある曲としては、古関裕而が1964年に東京オリンピックのために作ったオリンピックマーチはどうだろう。

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あるいは、團伊玖磨が1959年に当時の皇太子の成婚を祝して作った祝典行進曲はどうだろう。優雅で格調の高く、日本から発信するのにふさわしい曲と言えよう。

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いずれにしても、星条旗よ永遠なれ」はない。