昨日の王位戦第2局は最後に思いもよらぬ形で勝敗が決しました。
劣勢に追い込まれながらも永瀬九段が猛攻を続け、130手目で下の様に4五に金を進めます。

それに対して、藤井王位は4七と玉を引きます。

この形で4六に歩を打たれると、藤井玉は青のどこにも行けず詰みになってしまいそうですが、ルールでこの歩が打てないのです。

打ち歩詰めです。それについては下記に詳しい説明があります。
要約すると、持ち駒の歩を打って相手の玉将を詰みの状態にするのは将棋の禁じ手の一つで、それを指した側の負けとなってしまうのです。
なんでこんな特殊なルールがあるのかについては諸説あるようですが、こんな展開があるのですから将棋の最終盤での面白さを倍増させるルールと言えるでしょう。
この131手目を持って永瀬九段が投了し、勝敗は決しました。それを読み切ったうえでの藤井王位の指し回しには鳥肌が立ちました。