The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

Pixel 6aのバッテリー交換

以前下の記事で書いたPixel 6aのバッテリー交換をしてもらうために今日iCrackedに行ってきました。

10年以上前のスマートフォンは裏蓋がパカッと外せて、バッテリーを自分で交換できるようになっていましたが、最近のスマートフォンは防水のためにきっちりシールされていて、ユーザが開けて中を見られるようにはなっていません。それで、どうやって開けるのか、中はどうなっているのか興味があったのですが、交換作業は私の確認をとりながら目の前でされたので、とても納得感があり、なかなか面白い体験でした。

予約した時間に行くと、まず私のPixel 6aのIMEIで対象の機器かどうかが確認され、注意事項が説明されたあと以下のような手順で作業が進められました。

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先ず、Pixel 6aを設定→システム→修理モードにします。これは保存されているデータにアクセスできないセキュアなモードです。そこで、一通り、機器の状態をチェックします。

どうやって開けるんだろうと見ていると、先ず、ディスプレイ面を下にしてホットプレートに置いて温めます。シール材が少し緩くなったところでディスプレイ面に吸盤を付けそれを引きあげます。するとわずかな隙間ができるので、その隙間にへらを少しずつ入れて開けるのです。なるほどそういう方法をとるんですね。

フレキシブル基板を外して表(ディスプレイ側)と裏に分離し、さらに表側からネジと粘着シートで固定されている部品を外すとこのように分かれます。

ここで、残っている粘着シートの破片をきれいに除去し、新たにシートを貼り直し、そこに交換するバッテリーを固定します。
さらに、表と裏を固定していた周辺のシールも丁寧に除去し、新たなシールを貼り付けます。
フレキシブル基板等を接続し、表と裏を合わせた状態にして、完全に封じる前に動作を確認します。

動作が確認出来たら、しばらくプレスして、表と裏をしっかり張り合わせます。

それで完了です。作業自体は30分くらいでしょうか。

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手際のよいプロの技で、Pixel 6aが生まれ回りました。今回はGoogleのサポートの一環で行なわれましたので、無料でした。購入後2年半ほど経過し、多少の劣化を感じていたのはバッテリーだけなので、それを交換したことで新品同様になったのですからありがたいことです。

最近のスマートフォンはしっかりとシールされているし、高機能で超精密ですから、素人が手を出せるものではありません。安心できるプロにお任せするのが一番です。

ところで、今回は事前予約して行ったので、待ち時間はありませんでした。私が修理をしてもらっている間に3人のPixel6aユーザーが来店して予約をして行かれましたが、混んでいるので8月中旬になるようです。

Googleからメールが来た時に直ぐに手を打ったことで早く修理できました。これで安心して使えるし、機器の寿命も延びたので大満足です。