惰性で固定電話を保有はしているが、かかってくるのは迷惑電話ばかりなのでいい事はなにもない。
電話がかかってくるとナンバー・ディスプレイサービスにより番号が表示されるので、知らない番号なら「あんしん応答」を押すようにしている。そうすると自動音声が「ただいま迷惑電話対応モードになっています。お名前をおっしゃってください。」と告げるので迷惑電話は大体ここで切れる。発信者がきちんと名乗り、出る必要があればそこで受話器を取るし、その必要がなければそこで切る。
かかってきた番号をGoogleで検索すると発信者の素性が分かるので、しつこい迷惑電話であればそれを「通話拒否」のリストに登録するようにしている。
今日も迷惑電話がかかってきた。一度は「あんしん応答」で切れたが、またかかってきたので「通話拒否」のリストに登録しようとする、電話器にメモリが一杯なので登録できないというメッセージが出る。一件登録するのに10バイトもかからないのになんともケチ臭い設計になっている。
一杯になっているというならそれを解放すれば新たに登録できるだろうがマニュアルを探し回ってもその方法がよく分からない。いろいろ探し回るうちに、どうも過去に登録したものを下記の方法で解除してメモリを空けるしか方法がなさそうである。

そこで、過去に登録された番号を1件ずつ解除して行くと、全部で30個の番号が登録できるようになっているのが分かった。

たった30個である。10年以上前の設計の常識はこんなものだったのだろうが、今ならその1000倍のメモリを割り当てたとしてもたいしたコスト増にはならないだろうから、メーカーには検討していただきたいところである。
というわけで、今日かかってきた迷惑電話は、通話拒否番号の1番としてめでたく登録された。次にかかってくる迷惑電話は2番として追加されることになる。
面倒な話である。もう固定電話はいらないかなあという気がまた強くなってきた。