カーシェアで日産のノートe-POWERを借りたのだが、出発する前にルームミラーを見るとおかしい。ピントが合わないのである。あれっ?と思ってよく見るとデジタルインナーミラーになっている。
私は近視で老眼なので、通常マルチフォーカスのメガネを掛けている。遠くを見るときはメガネレンズの中央部を使って見るので、その部分は遠くに焦点が合うように屈折率が合わせられている。逆に近くを見るときは視線を下げることが多いのでレンズの下の方は近いところに焦点が合うように屈折率が変えられている。
ルームミラーを見るのは後ろの遠くにあるものを見るためである。普通の鏡であれば、その中に見えるのは実際の距離にあるように映る虚像なので眼鏡レンズの中央部を使って見ようとしてもなんの問題もない。しかしデジタルインナーミラーだとその位置に像があるので、目から3、40cmのところのものを見ることになり老眼には辛いのだ。
上述したようにマルチフォーカスのレンズでは下の方が近くを見るように作られている。そこで、それでデジタルインナーミラーを見ようとするときは顎を突き出して眼鏡レンズの下の方を使えばピントがあって見えるようにはなる。
顔より上の方にあるルームミラーを見るときに顎を突き出して下目遣いに見るというのは不自然な格好だが、慣れれば使えないことはないし、実際私はそうした。しかし使いにくい。
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車を返却したあと、日産のサイトで調べると、このデジタルインナーミラーはレバーを倒すと通常の鏡になるらしい。

なーんだそうだったか。気が付かなかった。それがわかっていれば苦労しなかったのに。そうでなきゃ、通常メガネを必要とせずに近くを見るときだけ老眼鏡を使うような高齢者は危なくてしょうがない。