The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

ワイヤレス・ノイズキャンセリング・ステレオ・ヘッドセット

2000年代初頭の現役だった頃、国際線で長時間のフライトになるときには、機内の映画や音楽のサービスをよく利用していましたが、機内で貸与されるヘッドセットではエンジン音がうるさくてよく聞こえないので、ノイズキャンセラーが付いた有線のヘッドホンを持ち込んで使ったりしていました。ノイズキャンセラーと言っても当時は単4電池を入れて使うアナログ方式で、飛行機の低音のノイズを逆位相を使って少しは押さえることはできるというレベルの物でした。

その後、デジタル方式になって性能が向上し、更にはアダプティブにノイズキャンセリングをするようになったと聞くので、どれほど改善されているんだろうと興味は持ち続けていましたが、使ったことはありませんでした。

今週、わけあって東京ー福岡を往復することになったので、最近の技術を使ってみたいという気になり、下記のワイヤレス・ノイズキャンセリング・ステレオ・ヘッドセットと、

下記のBluetooth トランスミッターを購入しました。

 

というのは、今でも搭乗する際に入口でCAさんが安物のイヤホンを配っているので、オーディオのサービスはそのイヤホン・ジャックからのみ提供されると思い込んでいたからです。

機材はB787でした。座席に座るとひじ掛けにヘッドフォンジャックがあるので、そこにBluetooth トランスミッターのプラグを挿入して腿の上に置きました。

そしてそのBluetooth トランスミッターとワイヤレス・ヘッドセットをBluetoothでペアリングして接続させました。

オーディオ・サービスのチャンネルはひじ掛けのリモコンで操作できるはずですが、その案内の冊子が座席前のポケットにありません。最近はさまざまなサービスをANAアプリから利用できるようなので、機内サービスについての案内もそのようにしたのでしょうか。

離陸後しばらくたって、ANAアプリを使ってスマートフォンが機内のWiFiに繋がったので、機内サービスについて調べようとして、はっと気が付きました。
WiFiで繋がっているならそれでオーディオの再生ができるハズです。わざわざ、オーディオ・ジャックからのアナログ信号をデジタルに変換してBluetoothのトランスミッターでワイヤレス・イヤホンに飛ばす、なんていうことをする必要はないのです。ANAアプリで機内サービスのページを開くと当然のようにそこからオーディオ・サービスを利用できるようになっています。そこでワイヤレス・イヤホンとBluetoothトランスミッターのペアリングを解除し、ワイヤレス・イヤホンとスマートフォンとペアリングし直すとイヤホンから音声が流れてきました。
こうして行きの道中は全日空寄席のチャンネルで落語を聞いて過ごしました。強力なノイズキャンセリングで環境音が消されているので、小さな声でもクリアに聴けて楽しむことができました。


今回、Bluetooth トランスミッターを用意したのは無駄に終わりましたが、ワイヤレスのノイズキャンセリング・ヘッドセットを購入したのは正解でした。冒頭に書いた20年前の有線のノイズキャンセラー付きヘッドフォンと比べると飛躍的に向上しています。今後飛行機に乗るときはこれは手放せません。20年前と言えば、機内WiFiが試験運用を始めたころで、制限はありながらもノートPCを飛行機内でインターネット接続してメールが使えるようになったことに感心していたのを思い出します。しかし航空会社はインターネットに接続させるだけで、それ以上のサービスはなにも提供していませんでした。スマートフォンが普及するずっと前の話です。

うーん、世の中変わったなあとおじいさんは感慨深い気持ちにさせられました。