RTL-SDRをWindowsで使ってみる
ソフトウェアと組み合わせて「高性能な広帯域受信機」を実現できるUSBドングルがRTL-SDRとして提供されています。 多様な変調方式、周波数にソフトウェアで対応できることに興味をそそられ、定評がある下記のBlog V4を入手しました。
このRTL-SDR Blog V4は、下の図のようにRafael Micro社のRFチューナーICチップR828DとRealtek社製の復調チップRTL2832Uで構成されていて、アンテナから入ってきた微弱なRF信号をアナログIF信号に変換し、それをデジタル化してIQデータに変換したものをUSBの規格に乗せてPC等に出力するようになっているようです。それをPCやスマートフォン上でSDRの制御・解析用のソフトを使って処理することにより、多様な無線(航空無線、アマチュア無線、FMラジオ、船舶無線など)が受信できるわけです。
初めて使ってみるには rtl-sdr.com にある下記のクイックスタートガイドが参考になります。そのなかでまずWindowsで動かしてみることが紹介されているので、ここでもそれに倣い、「RTL-SDRが面白い その1」として、RTL-SDRをWindowsで扱ってみました。
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【ソフトウェア設定手順】
- PC上の代表的なSDRソフトであるSDRSharp(SDR#)を使うために、 Airspy社のダウンロードサイト(https://airspy.com/download/)にアクセスし、「Software Defined Radio Package」のダウンロードを選択してsdrsharp-x86.zip をダウンロードする。
(SDR# x64 も試してみたが、同様に使えている) - PC上のsdrsharp-x86というフォルダーのなかにsdrsharp-x86.zipを解凍する。
- 解凍したフォルダー内のinstall-rtlsdr.batを実行する。
その結果、rtlsdr.dll と zadig.exe ファイル(下記赤丸印)がフォルダー内にダウンロードされていることを確認する。

- RTL-SDR Blog V4をUSBポートに接続する。
- 上記のフォルダ内にあるzadig.exe を「管理者として実行」する。zadig.exe はUSBデバイスに特定の汎用ドライバー(WinUSB など)を置き換えてインストールするためのユーティリティツールである。
- 下の様なウィンドウが開くので、Optionで List All Devices にチェックを入れる。

- デバイスのドロップダウンリストからBulk-In, Interface (IntInterfase 0) を選ぶ。

- 矢印の右側のボックスに「WinUSB」と表示されていることを確認して、ドライバーの置き換えボタンを押してドライバーを入れ替える。
【FM受信実験】
解凍したフォルダー内にある SDRSharp.dotnet8.exe (前出図の橙丸印)がSDR#である。 それを実行すると下の様な画面が開く。

左上の三本線のメニューを開き、Sourceから RTL-SDR USBをチェックして選択する。

中央上部の数字は周波数だが、各数字の上を押すとアップ、数字の下を押すとダウンできる。下図はFM横浜の84.7Mに合わせたところである。

再生ボタン(右向き三角)を押す。

RTL-SDR USBパネルのRF Gainのスライダを真ん中くらいまで動かすと信号が検出され音声が出てくるようになる。

SDR#でFM放送を受信している様子の動画。
(上のビデオでは、周波数、変調方式を設定して目的の放送が受信できていることを例証する技術的な目的のためにFM横浜の放送の一部を使わせてもらっています。許可は得ていませんが、問題があれば削除します。)
尚、この実験ではRTL-SDRにつなぐアンテナ下記ブログで書いたホイップ・アンテナを使いました。
鉄筋コンクリートの集合住宅の南西向きの窓際に置くと、大山から送られてくるFM横浜は受かるのですが、スカイツリーから送られてくるそのほかの放送局は建物の陰になってほとんど受かりません。