亡くなった母の遺品を整理すると沢山の書道の作品があった。
大きなものはとても家の中に飾る場所がないが、丁度いい大きさ(54cm×24cm)のものを私の部屋に掛けることにした。
調べると、中国明代中期の文人、文徴明の詩の一節のようで
満地碧煙新草色 一痕春意早梅花
と書いてある。
意味は
庭一面に緑の煙のように新草が萌え、梅花の咲きそめに春の訪れを感じる
ということらしい。
新型コロナの第三波が到来して、暗い気持ちになりがちな昨今だが、早く落ち着いて、この詩のような穏やかな春を迎えたいものである。