集合住宅に住んでいるので、これまでFTTB(Fiber To The Building)、つまり、建物までは光ファイバーで、建物内は電話回線で宅内に引き込むという形でインターネットに接続してきました。
ところが、最近、あるプロバイダーからファイバーを分岐して加入希望者の宅内までファイバーを通す(FTTB:Fiber To The Home)という提案があり、今日開かれた管理組合の年次集会の議題にあがったので、そこで諮られて進むことを楽しみにしていました。
基本的に
共有部分にタバコの箱大の小さな分岐器を設置する。その費用は無料。
加入希望者に対してのみ宅内の工事をする。
宅内工事は既設の電話用配管を利用する。工事費は加入者が負担するが、3年以上使えば無料になる。
というのでいいことずくめです。私としては万々歳です。
しかし、400数十所帯が存在する集合住宅となると、必ず反対する人たちが一定数はいます。
今日の集会でも、以前の共有部分の工事で迷惑を被った、共有部分の工事で費用が発生した場合の予算をどうする、そもそも住民に対する事前説明が十分なされていない、等々の反対意見が出され、紛糾しました。もちろんそういう意見は少数派で、技術的なことを理解していない人、インターネットアクセスの高速化を必要としない人達が言っているだけですが、議長が弱気になり、一時は提案を取り下げると言い出し、混乱しました。
結局、議案に書かれている内容自体に問題があるわけではないし、デメリットはなにもないので、これで採決すべきだということになり、反対7名で可決されました。
今後、プロバイダーから個別の相談会があり、加入希望を出していくわけですが、建物の構造上、宅内への引き込みが困難な場合もあるかもしれないので、どうなるか分かりません。
期待して待ちたいと思います。