Liポリマー電池は重量当たりの放電能力が非常に高いので電動飛行機やドローンに最適です。
下の電池は35Cで1300mAhと表示されているので、最大35✕1.3=45.5Aの電流を引き出すことができますから驚くべきパワーです。このパワーがRC飛行機やドローンの世界を変えてしまいました。
実際に使うときには電流をそれより十分低い範囲に抑えますが、それでも大きな電流を長時間流すと、電池、アンプ、モーターが高温になって壊れる恐れがありますから温度が過度に上がらないように管理しておく必要があります。
そこで非接触温度計を入手しました。
いわゆる放射温度計で、物体の表面から放射される赤外線を集光し検出素子を暖め、その素子の温度変化を計測して対象物の温度を測るようです。
レーザーを当てて測定位置を確認できるので、下の写真のように電動飛行機のアンプの温度もピンポイントで測定できるスグレモノです。
仕様書を見ると測定範囲が -50℃~550℃ と書かれているのでいろいろなものを測ってテストしてみました。
まず、冷凍庫。-19℃とでました。
冷蔵庫は、2℃となっています。
オーブントースターで焼いてトロっとチーズが融けたピザの表面温度は123℃。
淹れたてのコーヒーの温度は丁度いい63℃。
面白いですね。使いやすいし、精度も十分なようです。
これは一家に一台あってもいい代物です。
当然といってはなんですが、中国製です。デザイン、機能もいいし、しっかりとした6か国語のマニュアル、腰に下げられるケースもついて2,850円で売られているのですから大したもんです。どうなっているんでしょうね、あの国は。