The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

奈良・大和路の旅 2日目

二日目も秋晴れの爽やかな天気になりました。予定は④法隆寺、⑤薬師寺、⑥唐招提寺、⑦春日大社です。下のGoogle Mapの初期状態の範囲内にあります。

 

法隆寺

奈良市の中心から南西15㎞ほどのところに位置する斑鳩にある、日本最古の木造建築の、聖徳太子が建立したとして名高い寺です。

 

48年前の学生時代、京都にいた友人の部屋を泊まり歩いて京都・奈良を廻ったことがあり、法隆寺にはそのときに訪れたことがあります。ただ、半世紀も前のことですから記憶はほとんどなく、初めて来たようなものです。

門を入った正面には西院伽藍があり、なかには金堂、五重塔があります。

金堂と五重塔
金堂の中には釈迦三尊像が置かれています。

勝蔓会という法要が行われるということで、鐘が撞かれだしたので、ビデオで記録してみました。まさに「鐘が鳴るなり 法隆寺」です。


僧侶たちの入場

そこから東に行ったところにある大宝蔵院は百済観音像や玉虫厨子などの国宝が収められ、見るべきもので一杯ですが、ここも内部の撮影はできません。その中の様子は上の公式サイトで見ることができます。

そこからさらに東に行った東院伽藍に夢殿があります。10月22日〜11月22日の間、開帳されており、内部を見ることができました。11月はこうして開帳される場所が多く、訪れるには絶好の時期かもしれません。

夢殿

特徴的な相輪(?)

そこからさらに東の中宮寺に向いますが、電柱、電線、地デジ・BSのアンテナが目立って違和感があります。周辺住民の生活もあるので無くしてくれとは言えませんが、見えないようにする工夫ができないかと感じました。

中宮寺に向かう途中

 

中門前で修学旅行生が記念撮影 4列になってそれぞれが腕で三角を作り四重ノ塔だと

奈良の名物は柿の葉寿司と聞いているので、昼食はそれが付いたそば

薬師寺

白鳳伽藍の主要な堂塔が復興され、いにしえの大伽藍が蘇った寺です。

金堂 国宝の薬師三尊像が安置されています

再建された西塔(左)と創建時から現存する東塔(右)

その北に隣接して、玄奘三蔵の遺徳を伝えるべく平成3年建立されたという玄奘三蔵院伽藍があります。ここに置かれている平山郁夫画伯による全長49mの大壁画「大唐西域壁画」は印象的でした。

玄奘三蔵院伽藍

私が高校、大学の頃、当時の管主だった高田好胤氏がマスコミにも盛んに登場し、薬師寺復興のために尽力しておられたのを記憶していますが、その願いが見事に果たされ、美しい大伽藍をこうして見せてもらえるのは素晴らしいことです。東塔、西塔をもう一度振り返って薬師寺をあとにしました。

西塔と東塔

唐招提寺

鑑真和上の私寺として始まった寺で、律宗の総本山です。

正面にある金堂

鑑真和上の墓所を囲む築地塀

紅葉 その1

紅葉 その2

唐招提寺では金堂に収められた862の光背の化仏を持つ廬舎那仏、953本の腕を持つ千手観音に驚きましたが、それらも撮影不可なのでブログに載せることはできません。それらは上に示した公式サイトで見ることができます。

唐招提寺から奈良市の中心にもどり、奈良公園を抜けて今日の最後の目的地、春日大社に向いました。途中の道路にはこんな標識(?)が。

奈良公園近くの道路

春日大社

吊り灯籠、石灯籠に囲まれた朱塗りの大社です。

朱塗りの社と大杉

回廊にはずらりと吊灯籠

直江兼続の娘が父の代わりに献上したという吊灯篭

しっかり苔生して時間の経過を感じさせる

灯篭の間から現れた小鹿に鹿煎餅をあげた

夕暮れてきました。
この日の夜はツアーでセットされた「柿の葉寿司つきの夕食」でした。

ただ、お酒が付いていないかったので、ホテルに帰って奈良の酒で一杯。