コロナの第6波が収まった今年の6月にクラブツーリズムのこんなチラシを見て秋になったら夫婦で奈良に行くことを思い立ちました。
2泊3日で10か所の世界遺産・国宝を廻るお任せでお気楽なバス旅行です。出発は11月14日。
妻は奈良には一度も行ったことがないと言うし、私も、奈良地区は57年ぶり、斑鳩地区は48年ぶり、吉野地区は初めてなので、初めて行くようなものです。
新幹線で行くというので京都で乗り換えだろうと思ったら、意外にも三河安城からバスで行くように計画されています。
9時半過ぎに三河安城をバスで出発。新名神、東名阪道を通り、名阪国道で亀山、伊賀を抜け昼前には道の駅「針テラス」に着きました。ここまでくれば奈良はもうすぐです。
初日の午後は、①元興寺、②興福寺、③東大寺の3か所を訪ねました。下のGoogle Mapで中央付近に近接してあります。
それぞれの公式サイトに詳しい情報があるのでここではそこへのリンクを記したうえで、印象に残った写真を何枚か掲載することにします。
①元興寺
蘇我馬子が588年に建立した「日本最古の仏寺」である飛鳥寺を平城京へ遷都した時に移した寺院です。
②興福寺
藤原一族の氏寺として栄えた寺院。あの人気の阿修羅像を収めた国宝館があります。
https://www.kohfukuji.com/
どうも興福寺はまとまりがなく統一感がないという印象を受けたのですが、短時間で理解するには大きすぎるし、歴史がありすぎるということなのかもしれません。
そこから今日の最後の目的地の東大寺に向いました。途中の奈良公園にはお馴染みの鹿が沢山います。
③東大寺
奈良の大仏として親しまれる廬舎那仏とそれを収めた世界最大級の木造建築である大仏殿、そのほかの多くのお堂があります。
4時半になり正倉院に行けるかどうか思案していると、道端で休んでいた事情に詳しい方が、正倉院は中に入れないので、校倉造の建物を見たいのであれば、他にもいくつかあると教えてくれました。
東大寺の三月堂の横に手向山八幡宮があります。百人一首にも取り上げられている古今和歌集の菅原道真の句「このたびは幣もとりあへず手向山 紅葉の錦神のまにまに」が詠まれたのはこの辺りなのでしょうか?
バスが停められている奈良公園バスターミナルに戻るころには完全に日が暮れていました。
これで初日は終了、奈良駅前にあるホテルに向かいました。