The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

カーボン紙

ラジコン飛行機の主翼のリブを補修するために、近所のラジコンショップに材料を買いに行って店のオーナーと話をしていると、設計図があればバルサで翼をゼロから作るのもそれほど大変ではないと言って、リブをまとめて作っている様子を見せてくれました。

私は、同型のリブを20枚くらい作るのが面倒で難しそうだと感じていたのですが、シナベニアで翼形を2枚作り、その間に必要な枚数のバルサ板を挟み込み、まとめて整形すると同型のリブが何枚でも一度に作製できるのです。

なるほど、です。しかし、3mm厚のシナベニアの板から翼形を切り出すためにはまずその形状を書き写す必要がありますがそこはどうすればいいでしょう?

翼形 この翼形のリブを20枚ほど作る必要がある。

上のように設計図をコピーした紙をべニア板に貼って切りだすか?と思ったのですが、「カーボン紙を使えばいい」とあっさり言われてしまいました。

そうです、カーボン紙を使えば訳もないことです。昔はみんなそうしていました。PCを使ってスキャン、プリントをすることにすっかり慣れてしまったので、逆に盲点になっていたようです。カーボン紙なんてもう何年も見たことがないのでAmazonで探すかなあと思っていると、オーナーは親切にも1枚分けてくださいました。

有難く頂いて帰ってすぐに試してみると、下の写真のように簡単にきれいに描くことができます。

設計図とシナベニア版の間にカーボン紙を挟み、上からなぞって転写する

それをおおよその形で2枚切り出しました。

おおよその形で切り出したもの

これをパターン通りに整形して型板を作り、リブを加工していくのですが、その作業については別に記載することにします。

特殊な形状を書き写すのにカーボン紙を使うというのはまさに「目から鱗」でした。