先週知ったのですが、2/3にLEGO educationから、Mindstorms EV3の商品提供停止が発表されていました。
昨年11月にこのブログでも書いたように、EV3は2013年にリリースされているので、そろそろリタイヤの時期が来るとある程度は予期していました。
LEGO educationによると、今年7月1日には商品リストから削除されるというのです。
サポートは2023年まで続けるとされていますが、部品は在庫がなくなれば終わりということです。EV3を教育のために学校や企業で導入しているところは対応に苦慮するのではないでしょうか?
後継としては、SPIKE Primeを考えているようです。
education.lego.comSPIKE PrimeはSTEAM教育を加速するプログラミング教材として2019年に発表されていますが、EV3と比較するとコンパクトで簡素化されたような雰囲気があり、私としては、少し物足りない印象を受けていました。実際、LEGO educationもSPIKE PrimeをWeDo 2.0とMINDSTORMS EV3 の中間に位置するものとして、以下の記事のように説明していたので、後継ではないと思っていたのですが、ここに来て少し話が違ってきたようです。
下記のユーザー(MITの学生さんらしい)のreviewを見ると、SPIKE Primeは魅力なもののようでもあります。
頭脳部分にあたるBrickが小さく軽量になり、機構部品も進化しているようで、むしろEV3より複雑なロボットを作ることも可能になるように見えます。
Scratchを使ったビジュアル・プログラミングを基本としているようですが、Pythonも使えるようにするということで、そうなるとより高度な要求にも応えてくれるでしょう。まだ情報が出揃ってないし、LEGOも細かなサポートをしておらず、これからのようです。EV3に関しては強力なユーザーコミュニティやサードパーティがありますが、SPIKE primeに対してもそうしたグループが徐々に育っていくと思われます。
私は、EV3を1セット2015年に入手し、6年ほど使ってきました。
その間、brickやモーター、センサー、パーツを必要に応じて買い足したので、実質2セットを超える部品が手元にあります。これだけあれば今から数年は楽しむことができるだろうと思っています。
ただ、代替がきかない充電式バッテリーだけはなくなると困るので急遽発注しました。これで様子を見ながら、数年後にどうするか考えようと思います。