巌流島の戦いといえば、宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘として広く知られている。
これまで数多くのドラマで映像化されているので、求道者然とした武蔵と派手な衣装を身にまとった小次郎が相対する様子が目に浮かぶ。これまで何の疑いもなく、小次郎は若い、今でいうところの血気盛んなヤンキー兄ちゃんをイメージしていていた。
ところがだ、妻が、「巌流島の決闘の時、小次郎は6~70代のおじいさんだったらしい」というので椅子から転げ落ちそうになった。ネットでフィードされてくる記事にそういうことが書かれていたのを思い出したのというのだ。
それで、「巌流島の決闘」で検索すると、山ほど記事が出てくるが、確かに小次郎は若くはなかったという説を書いたものが多くみられる。
一般に広がっているイメージはどうも吉川英治の創作によるところが大きいようである。
何が真実なのかわからない。
興味がある方はそれぞれに調べられるのがいいだろうが、人の言うことは何が真実か分からないと改めて思い知らされた。