北京オリンピックのカーリングを観るのを楽しんでいるが、昨日のイギリス戦は2エンドを残してのコンシード(負けを認めること)で完敗だった。
イギリスは平昌オリンピックの3位決定戦で日本に敗れてメダルを逃しただけに、昨日は勝利に対する思いがより強かったのかもしれない。
カーリングは長野オリンピックから正式種目になったということだが、私が初めてこれを知ったのはビートルズの「Help!」という映画である。ビートルズのメンバーが追いかけられて世界のあちこちに行くのをコメディ・タッチで仕立てたたわいもないストーリーなのだが、その中で、アルプスに行って雪上で石を滑らせて箒で掃いているシーンがあり、おかしな遊びがあるもんだなあと思った。
そのシーンを観れないかと思って探すと、見つかった。ビデオの1:07あたりからそのシーンを見ることができる。
カーリングはスコットランド北部の凍った湖で行われていたゲームが起源らしく、今でも滑らせるストーンにはスコットランドのアルサクレイグ島(Ailsa Craig)で採れる石が使われるという。本土から16㎞の沖合に浮かぶ無人島で、そこの花崗岩は特別のもので厳格に管理されているというからなにやら神秘的な話でもある。下のGoogle Mapで場所を確認できる。
この島からとれる花崗岩で作るストーンについては、下記のサイトに興味深い話がある。ビデオで製作の様子も見られるので是非ご覧いただきたい。
これだけイギリスに絡んだゲームで歴史もあるとなれば、イギリスチームの強さもうなずけるというものである。
日本チームは現在3位で残り試合はアメリカとスイス。なんとか連勝して決勝トーナメントに進んでほしいものである。
ー----------------