宮地嶽神社は福岡市の東隣の福津市にある神功皇后を主祭神とする歴史ある神社です。福岡の三社参りの定番は、「太宰府天満宮」「筥崎宮」「宮地嶽神社」と言われるくらいで、福岡では人気のあるお宮です。神功皇后は応神天皇を身ごもった状態でこの地から海を渡って朝鮮半島を攻めたという言い伝えがあり、「何事にも打ち勝つ開運の神」として信仰が続いていると言います。
最近では、嵐のCMの「光の道」で一躍有名になったようでもあります。
一昨日は梅雨の晴れ間のいい天気になったので、夫婦でその宮地嶽神社に出向いてみました。
「観る将」の我々夫婦は嵐よりも昨年の竜王戦第5局がここで開かれたので、その場所に行ってみようというのが一番の動機でした。
JR福間駅からタクシーで5分くらいで宮地嶽神社に着きます。菖蒲まつりということで、石段には花菖蒲が見事に飾られています。
石段を登り切って振り返ると海までまっすぐ道が続いているのが見えます。ここからの景色が、ある時期になると「光の道」になるのでしょう。
境内には三つの日本一があると言います。その一つが巨大な太鼓。
そして巨大な鈴。
そして最後の一つが本殿にかかる巨大なしめ縄です。
本殿の裏手には、奥の宮八社があってお参りできるようになっています。
さて、竜王戦はどこで行われたのでしょう? 外に立派な建物があり、対局はその中の貴賓室で行われたそうです。竜王戦にふさわしい対局場です。
対局場が確認できたので神社をでて、参道の途中にあるお店で名物の松枝餅を買ったのですが、そこにこんなものを見つけました。
竜王戦のときに、藤井竜王がおやつに選んだのですが、王冠を栓抜きで開けられずに苦労したというアレです。
藤井さんが苦戦したのは王冠だったのですが、その事件があった後に変更されたのかツイストキャップになっていましたが、お土産に購入しました。
藤井竜王が竜王戦の二日目の昼食に選んだのは、海岸沿いにある「海の彩」の寿司だったということなので、我々の昼食もそこにしようということになりました。ミーハーですが、せっかく来たんだからと、少し遠いけど頑張って歩くことにしました。
予約せずに行くと、大変な人気店のようで、平日にもかかわらず待つことになりましたが、それでも30分くらいで入ることができて、砂浜がすぐ前に見える気持ちのいい雰囲気の中で、青い海を見ながら新鮮な魚を楽しむことができました。
関東の砂鉄の多い黒い砂とは違って、西日本の白砂青松の海岸は美しいです。
ビールとお寿司でエネルギーを取り戻したので、次に、近くにある宗像大社にも行ってみることにしました。それについて別の記事で。