5月に、私のAndroidフォンにマイナンバーカード機能を搭載するようにして、それを定期的に血圧の薬をもらっている薬局で健康保険証としても使えるのか?と思って試すとダメだった。
その時に調べて分かったのは、スマートフォンを健康保険証として使えるサービスは2024年4月の開始を目指しているということだった。
昨日、その薬局にまた薬を取りに行くことになったので、それならばと、今回は「マイナンバーカード」を持って行ってどういうふうに使えるのか試させてもらった。
薬局にはこんな機械が置いてある。「マイナンバーカード」を奥まで挿入すると、使用しているのが本人かどうかの確認をするようになる。
本人確認は利用者証明用の番号でできそうだが、おそらく番号が分からないという利用者が山ほどいるのを見越して顏認証も入れたのだろう。最近ではスマーフォンのロックを解除するのにも顏認証が使われるくらいなので、顔認証技術が相当進歩しているのは体感しているが、その実用性を見てみたいので、迷わず「顏認証を行う」を選択した。
すると正面に埋め込まれたカメラで撮影している映像がでてくるので枠に顔を合わせると自動的に顔認識が始まり、ほどなく、「○○○○様 確認が完了しました」というメッセージが出てきた。これで本人確認ができて保険証として使えるようである。
撮影している画像が暗く、あまり解像度も良さそうではないので、大丈夫かなあ?と訝しく思ったのだが、問題なく判定してくれた。
私はかつて認識技術に従事していたことがあるが、もう2~30年も前のことなので、この機械でどういう処理をしているのか正確にはわかっていないのだが、最新の技術は大したモノである。
この顔認証についてはうまくいかないという話も耳にするが、本人確認という目的を考えると、適合率(正と判定したものが実際に正である割合)を100%に近づけるために疑わしきは排除する設定にされているのだろう。まあ、認識されないという不快な思いをしたくなければ、4桁の暗証番号をいれればいい。