The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

京都6/1

京都3日目は宇治へ。

四条烏丸のホテルをチェックアウトし、京都駅のコインロッカーに荷物を預け、奈良線で一駅目の東福寺へ。土曜日で天気もいいことから電車は満員。ほとんど外国人。奈良に行く人達なんだろうが、みんなよく調べてくるものである。

東福寺で京阪に乗換えるとこちらは空いていてそこから宇治までは座って行けた。

電車は宇治茶を連想させる緑色で、駅をでると電話ボックスが鳳凰堂のようになっている。お茶と平等院の街だ。

先ず、伊藤久右衛門の本店へ

ここで定番の抹茶パフェ。

近くにある源氏物語ミュージアムに寄ってみた。牛車の座面の高さと車輪の大きさについて認識を新たにさせられた。

宇治上神社

宇治上神社から宇治川にでると、朝霧橋のたもとに宇治十帖の像がある

橋を渡った中州の島に宇治川先陣之碑がある。平家物語で名高い、佐々木高綱梶原景季の先陣争いがここであったのだろう。この日は上流のダムの放水をしているということで、通常よりかなり増水しているらしかったが、宇治川先陣争いのときも、このくらいの水量で流れが速かったのかもしれない。

宇治橋のたもとに宇治十帖にちなんで紫式部の像がある。

平等院には大学生だった50年前の1974年に来たことがある。
当時の鳳凰堂は色が落ちていて、手前の池の水もほとんど干上がった状態で、保存の手が行き届いておらず、文化財が荒廃した状態にあるのを見てガッカリさせられた記憶がある。
その後、修復され、美しい姿が再現されている。

中央の屋根には対になった鳳凰が付いている。一万円札の裏に描かれているあの鳳凰である。

鳳凰堂には別料金を払うと入ることができる。人数が制限されているので、45分ほど待つことになったが、それまでの時間に鳳翔館という展示館を見学できたのでちょうどよかった。入場に際しては持ち物が建物に触れないように厳しい注意がされたが、国宝の中に入れてもらえるのだから当然のことだろう。

平等院を見た後、帰りの新幹線まで時間があったので、近くで開催されている、大河ドラマ展を覗いてみた。


平安時代、京から宇治へは6時間くらいかけてきていたという。帰りはJR宇治から京都まで、快速でわずか16分であった。