ペルシャ湾岸からの原油の供給懸念が高まるなか、その代替としてアゼルバイジャンからの輸入量を増やす計画がニュースで報じられていた。アゼルバイジャンって内陸じゃなのか?と位置を確認すると、やはりカスピ海沿岸で首都はバクー。そういえばバクー油田というのを半世紀以上前に受けた地理の授業で聞いていた記憶がある。しかし、カスピ海からどうやって日本に運ぶんだろう?というのが事情に疎い日本人のおじいさんの率直な疑問である。
調べると、アゼルバイジャンのバクーからジョージアのトビリシを経由して、トルコの地中海に面したジェイハンを繋ぐBTCパイプラインというものがあるらしい。下記Wikipediaに詳しい記述がある。
上記サイトから地図を転記させてもらうと下の図で緑の線に当たるのがそれである。

カスピ海と地中海を繋ぐ、全長1,768kmの世界第2位の規模の石油パイプラインがあるのである。新青森から博多までの新幹線の営業キロが約1,876.5kmであるのでそれに匹敵するような距離で、東北・東海道・山陽新幹線に沿ってパイプラインを通したようなものだ。距離や地形もさることながら、北はロシア、南はイランに挟まれた地政学的に厄介な地域である。計画から建設までさまざまな思惑や利害が交錯したなかで進んだようだが、こんなルートでパイプラインが通っていることには驚く。
寡聞浅学でこれまでしっかり認識していなかったのだが、ニュースがきっかけになって少し勉強させられた。