箱根への一泊旅行の二日目はあいにくの天気。仙石原は10時を過ぎても霧が晴れません。
4月に「はこね金太郎ライン」が開通したので、それを利用して金時山に登ることを計画していたのですがどうも天気が芳しくありません。
仙石原側から「はこね金太郎ライン」に入り、金時隧道をでたところにある金時見晴パーキングに着くとこんな状態です。
ここから矢倉沢峠経由で45分ほどで金時山山頂にいける筈ですが、霧でなにも見えないし、赤土で滑りやすいところもあるようなので、登山は断念し、また天気のいいときに出直すことにしました。
一応、次回来るときのために、登山道を少し登って確認してきました。
さすがに金太郎さんの出身地、こんな警告があります。
「はこね金太郎ライン」と名付けられただけあって、この新しい道の周りには、金太郎さんゆかりの場所がいくつもあります。そこで、そうした場所を巡りながら帰ることにしました。
最初に寄ったのは、「夕日の滝」。近くにはこんな碑があります。
すぐ横には、金太郎の力水と呼ばれているものがありました。
そこから、苔むした岩の間の道を辿っていくと、木立の向こうに滝が見えてきます。
美しい滝です。夕日に映える美しい姿から滝の名称がつけられたらしいですが、男性的なところから雄飛の滝と呼ばれたこともあったとか。
6秒のビデオです。
硬い火山岩と軟らかい地層が接する面に断層が起こり、流水による浸食で滝ができたと説明されています。うーん、これもブラタモリの世界です。
この夕日の滝のすぐ近くに、金太郎の生家跡があるというので訪ねてみました。平安時代の話なので、家の礎石のようなものがあるだけですが、それさえもよく残っているものだと思います。地元にとっては特別な人だったのでしょう。
そしてすぐ横には、金太郎が遊んだとされる2mを越える大きな岩があります。「金太郎の遊び石」で、手前が「たいこ石」、左奥が「かぶと石」と呼ばれています。元気な男の子がこの大きな岩に乗って遊びまわっている様子が目に浮かぶようです。
南足柄市には、金太郎さんにちなんだものがいろいろあります。去年こんな道の駅ができたというので最後に寄ってみました。県道78号御殿場大井線の竹松交差点の南にあります。
金太郎がお迎え。
昼を過ぎていて少しおなかも空いていたので、ここで足柄茶そばを食べて帰路につきました。金太郎さんづくしの一日でした。
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