The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

都詰め

71期の王将戦7番勝負の第1局が9,10日に行われました。

にわか将棋ファンの私は最近ABEMAの配信で棋戦を楽しむようになったのですが、8つある将棋のタイトル戦のうち、この王将戦だけはABEMAで配信されないので実況を見ることができません。そこで、今回は毎日新聞のサイトの棋譜で時々経過を見ていました。

プロ棋士も解説がむずかしいような難解な試合で、二転三転の攻防があり、最終段階では、両方の王将が向き合って一騎打ちのような形になり、まさに王将戦の名にふさわしい見ごたえのある対局でした。

最後まで動かなかった不動駒は1九の香車だけで、駒を総動員した戦いは名局だったと評されているようです。

news.yahoo.co.jp

最後は両者7時間59分を使い切っての一分将棋で、素人の私でもドキドキさせられました。

投了図は下の通りです。

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それ以降は、⛉5五玉 ☗4四銀 ⛉5四玉 ☗5三銀成 ⛉5五玉 ☗4七桂
となるのでしょう。

5五という盤の中央で玉が詰むのは「都詰め」といって珍しい形のようですが、この形での劇的な決着は知力を尽くしたこの対戦を象徴するような終わり方だったという気がします。

第二局は1月22-23日 に予定されています。