The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

ひまわり

ロシアが2月24日にウクライナへの侵攻を開始してから一週間経ちました。

今朝の経済番組で、紛争が長引けば、エネルギー価格のみならず、農産物の価格にも撥ね返ってくることを指摘し、ひまわりの種がウクライナの重要な産品であることに言及するのを聞いたとき、侵攻開始直後にBBCから配信されていた下のニュースを思い出しました。

ビデオでは、武装したロシア兵の前に地元の女性が立ちはだかり、「あなたが死んだときそこからヒマワリが生えるように種をポケットに持っていってよ」と言っているのです。その勇敢な女性の様子がとても衝撃的でしたが、ひまわりの種を持ち出した意味をよく理解できませんでした。
ひまわりと言えば思い出すのがソフィア・ローレンが主演した映画です。公開は1970年で、高校生の時に見たのですが、ストーリー、美しい映像、音楽に心を揺さぶられました。特に、イタリア人の女性(ソフィア・ローレン)が戦争で出征したまま消息を絶った夫(マルチェロ・マストロヤンニ)を探して旧ソ連に行くシーンで、一面に広がるひまわり畑の映像とヘンリー・マンシーニの美しいメロディはとても印象的だったので今でも鮮明に覚えています。あのひまわり畑はウクライナだったのでしょうか。
気になって調べると、やはりあの映画が撮影されたのは、ウクライナの首都キエフから南へ500キロメートルほど行ったヘルソン州だったのです。
そして、ひまわりはウクライナの国花なのです。

 Youtubeを探すと、テーマ曲とともに映画「ひまわり」のタイトルバックを観ることができます。

この映像を見て改めて思ったことは、地平線を境にした空の青とひまわりの黄色はまさにウクライナの国旗だということです。
ウクライナの人々は、ひまわりを愛し、それが一面に広がる国土を愛しているのです。それを武力で踏みにじろうとしているロシアの、いやプーチンの愚行、蛮行を断じて許すことはできません。
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左の写真は https://www.jatm.co.jp/tourism2/ から借用