The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

MassachusettsとCalifornia

高校の同窓生で作っているLINEグループでBee Geesのことが取り上げられ、彼らの「Massachusetts」という曲が話題に出た。我々が中学生の時に流行った歌である。Raspberry Piで作ったVolumioという音楽サーバーにBee Gees曲は40曲程度入れているのだが、映像も観たかったので、Youtubeで彼らの曲を久しぶりに聴いてみた。

曲はおよそこういうことを歌っている。

ヒッチハイクでSan Franciscoまで行こうとしているのだが、彼女を一人残してきたMassachusettsに帰りたくなった。Massachusettsは自分にとって唯一の場所で、それを思い出す。

この曲が作られた1967年を考えると、当時のヒッピーの聖地San Franciscoに向おうとした若者が、やっぱり自分が帰属するのはMassachusettsなんだと思う気持ちを歌ったのだろう。

この曲を聴いて思い出したのが、その真逆の曲だ。それは、1965年に発表されているThe Mamas & The Papasの 「California Dreamin'」。

この歌はこんなことを歌っている。

寒く曇った冬の日(恐らくはアメリ東海岸北部にいるのだろう)。LAなら暖かく過ごせたのに。寒さをしのぐために教会に入って祈るふりをしてみた。Californiaを夢見る。

ここでは、Los Angelsが出てくるので、San Franciscoに向った上の話とは少し違ってくるかもしれないが、ザックリ言って、New YorkかMassachusettsあたりに来たものの、やはり明るく暖かいCaliforniaが恋しくなったというところなのだろう。

両方の曲とも1960年代の歌で半世紀前の歌である。「California Dreamin'」が少し先に作られているので、「Massachusetts」がそれに対する返歌的な位置づけになっているとみることもできる。しかし聞くところによると、Bee Geesはこの曲を作るまでMassachusettsには行ったことはなかったというから、それほどのメッセージ性はなかったのかもしれない。いずれにせよ当時の世相を反映したもののようだし、自分の生まれ育ったところが心が最も落ち着くところで、そこに帰りたくなるという普遍的なテーマが共感されたということかもしれない。

最近はアメリカのポピュラー音楽(もうこういう古い言い方はしないか・・)を聴くことは殆んどなくなってしまっているが、こういう"故郷に帰りたい”的な曲は今でも作られているのだろうか。どうなんだろう?
作られていてもかつてのように流行るだろうか?

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