The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

デアンニョ

Facebookでフィードされてきた記事が、まさに私が過去に体験し、感じたことを書いていたので、紹介したいと思います。この記事です。

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実は、私の家族は1989年から3年間米国のBoston近郊で暮したことがあります。当時8歳になったばかりの長男は渡米後すぐに現地のElementary Schoolの2年生に編入させてもらいました。いきなり言葉の分からない環境に放り込まれたわけですから、子供ながらに苦労したかもしれませんが、それでも直ぐに友達もできたので、比較的スムーズに適応できたと安心したものです。

どんな友達ができたか名前を聞くとデアンニョ、モロック、マイコ、ターン・・・というのです。アメリカですから色んなルーツを持つ子がいるのは当然ですが、変わった名前の子供達が多いなあ、何系なのだろうなどと思っていたのです。

そんなある日、FMラジオでElton Johnの曲が流れてきたときに長男が、「デアンニョって言っているね」というのです。この曲です。

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ダニエルだと思っていたのが、イギリス人のElton Johnはダンニョと歌っているではありませんか。発音記号で書くと dˈænjəl となるので、アメリカ人が発音するとむしろデアンニョと聞こえるわけです。

それでわかったのは、モロックはMark、マイコはMicheal、ターンはTomということでした。

上の記事のようにカタカナで書かせたわけではありませんが、長男は聞いたことのない音に自分の知っている日本語の音でそれに近づこうとしていたのでしょう。下手にローマ字を知っていたりするとその知識が邪魔をしそうですが、子供たちは素直に音だけを聞いて外国語を受け入れ、モノにしていくのだということを見せられ、感心させられました。それは目から鱗ならぬ、耳から鱗(?)的な印象的な出来事でした。

その後日、Danielの家に行った時、試しに私が「デアンニョ」って呼びかえるとDanielが振り向いてくれたことは言うまでもありません。