The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

お江戸を散策 (一日目)

国立新美術館で開催されるマティス展の前売り券を買ったのですが、せっかく東京に出るなら、桜のころにゆっくり行こうということになり、3月28日に東京で一泊して行くことにしてホテルを予約しました。

しかし、今年は例年より桜の開花が遅れて桜は全く期待できなくなってしまいました。まあ桜はついでみたいなものなので、今回は諦めておよそのプランを
3/28:これまで行ったことのない深川あたりをぶらつく
3/29:国立新美術館とその周辺をぶらつく
ということにして出かけました。

 

一日目

まずは目指したのは地下鉄東西線門前仲町

駅を降りてすぐ近くの富岡八幡宮の鳥居をくぐると、伊能忠敬の像があります。彼は隠居後、この地から全国の測量の旅に出たとか。我々の今日のぶらり旅もスケールは小さいけどここからスタートです。

すぐ横にお目当ての深川めしのお店があるのでまずは腹ごしらえをすることにしました。

人気店だということで、11時45分に入ると一つだけテーブルが空いていましたが、その後に来たお客さんは外の赤い縁台に座って待つことになったようです。

「辰巳好み」を注文しましたが、これは深川めしを炊き込みとぶっかけで楽しめるのでお薦めです。

富岡八幡宮では28日は縁日ということで参道にはこんな感じで露店が出ていました。なにか懐かしい風景です。

ここは江戸勧進相撲発祥の地ということで、境内には相撲に関連した碑がいくつかあります。

横綱力士碑には歴代の横綱の名が刻されていて、私が子供の頃の懐かしい横綱の名前が並んでいます。新横綱誕生時には刻名式がおこなわれ、新横綱の土俵入りが奉納されるということです。

最近の横綱の名前はその裏にありました。次は誰でしょう?

富岡八幡宮の西に深川不動堂があります。

https://www.fukagawafudou.gr.jp/about/index.html

ここは成田山新勝寺東京別院として古くから人々に親しまれてきたと言います。

内部を撮影することはできませんが、ちょうど護摩焚きが行われようとしていたので参列させてもらいました。

本堂の壁面は梵字で埋め尽くされています。これは今までに見たことのない景色です。

深川不動堂をでて、清澄通りを北に歩いて行くと清澄公園があります。

ここは明治になって荒廃していたものを岩崎家が購入し、庭園として整備したのち、東京市に寄贈したということです。

その経緯が碑文に残されています。

庭園内部はこういう雰囲気の泉水と名石を配した日本庭園です。

清澄庭園を出て、深川江戸資料館に向っていると、途中にあるこんな建物が目を引きました。看板に書いてある通りのモノですが、江東区は江戸の情緒を守るということに随分と力を入れているようです。

 

深川江戸資料館の中には、江戸の町が再現され、庶民の暮らしぶりが分かるような展示がされています。下の写真で蔵の右側の屋根に猫がいますが、その猫は近くに人が来ると、人感センサーでそれを検出して鳴くというような仕掛けもなされているようです。

資料館には横綱大鵬の顕彰コーナーがあり、展示品やビデオが流れていました。私は、巨人・大鵬・卵焼きと言われて時代に少年時代を過ごしたのでとても懐かしく、大鵬と栃光の相撲なんていうのに見入ってしまいました。そこには横綱大鵬の髷が置いてありました。

この後、清澄白河から地下鉄大江戸線で両国へ。
両国と言えば、国技館江戸東京博物館ですが、最近あまり話題を聞かないと思ったら、なんと2022年4月1日~2025年度中は大規模改修工事中で休館中だということです。

実際、こんな感じで大工事中。

というわけで、今回のぶらり旅の一日目はこれで終わりにしてJR総武線秋葉原のホテルに向かいました。

秋葉原は相変わらずのこの雰囲気。