The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

Flight Simulator のこと

MicrosoftのFlight Simulatorには1989年のVer.4から始まって2006年のVer.10のFlight Simulator Xまで随分とのめり込んでいました。古いバージョンは残念なことに失くしてしまいましたが、Ver.6のFlight Simulator 95(写真中央下)以降はのようにすべてまだ手元にあります。 

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当時は、新バージョンがリリースされるたびに要求されるH/Wのスペックが上がるので、それに引きずられてH/Wをアップグレードするという熱の入れようでした。

しかし、シミュレータとしての完成度がほとんど飽和してきたことや開発チームが2009年に解散になって開発が停止してしまったことから、私の熱意も徐々にさめてしまい最近は触ることもなくなっていました。

ところが昨年、2020年にFlight Simulator 2020(ここではそう呼びます)をリリースするということがアナウンスされ、情報サイトも開設されました。https://www.xbox.com/en-US/games/microsoft-flight-simulator
上記サイトに入って、”PLAY TRAILER” をクリックするとデモ・ビデオを見ることができますが、グラフィックス美しさに驚きます。航空機の機体、地表・水面の様子、建物、天気等、実写かと見まがうばかりの精緻さです。デモ・ビデオの最初に POWERED BY SATELLITE DATA AZURE AI  と出てきますからマイクロソフトクラウド・コンピューティング・サービスによるAIを取り入れた気合の入ったものになっているのでしょう。飛行のシミュレーション機能については前作のFlight Simulator Xでほぼ完成しているので、何かを改良するとすれはもうグラフィックスしかないのですが、それにしてもすごい進歩です。これはまたのめり込みそうです。

現在はアルファ・テスト中ということで、ときどき、テスタを限定して募っているので何度も応募していますがなかなか参加させてもらえません。もうしばらく楽しみにしてじっと待つしかありません。

 

2012、13年頃、前作のFlight Simulator Xを実行している様子をキャプチャしてビデオを作ったことがあるので比較のためにそれを以下に2つ紹介します。

(A) ANAB787サンフランシスコ国際空港に東南東から進入して28R滑走路に着陸後、タキシングして94番ゲートに到着するまでの様子です。ANAB787を2012年からSeattle便とSan Jose便に就航させることになったので、その向こうを張ってSan Franciscoに降りてみたものです。ANAはSan Francisco便にはずっとB777を使っていて通常の運行ではB787がSan Franciscoに飛ぶことはないので、これはFlightSimulatorならではの組み合わせと言えるでしょう。

www.youtube.com

(B) American航空の新塗装のB737-800がPrincess Juliana空港へ着陸をする様子です。この空港は滑走路の直前がビーチで、海水浴客が遊んでいるそのすぐ上を着陸機が降りていくことで有名です。計器着陸装置(ILS)がなく、進入角指示灯(PAPI)を使って目視着陸しなければならないのでFlight Simulatorで着陸するには結構テクニックを要します。


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7,8年前はこれでも十分な画像だと思っていたのですが、上述したサイトのトレーラの映像と比較するとその差は歴然です。この景色がFlight Simulator 2020でどう変わるのか楽しみです。

早く、Flight Simulator 2020で飛びたい!!!