前回、テニスのイタリア国際が開催されている会場の二コラ・ピエトランジェリ・スタジアム(Stadio Nicola Pietrangeli)のことを書きましたが、昨日の錦織選手の試合がそこで予定されていたのでWOWOWのライブ配信で見られるのを楽しみにしていました。対戦相手の棄権で錦織選手の試合はなくなりましたが、そのコートで次に組まれていた、D. SchwartzmanとF. Auger-Aliassime の試合が配信されていたので、コートの様子を詳しく映像で見ることができました。試合中に様々な角度からの映像が撮られていたので、それをキャプチャした写真でこのコートを紹介します。
コートの全景は下のようなものです。1,2回戦は無観客での開催なので大会の関係者がいるだけで閑散としていました。このコロナ禍のなかでも、このくらいの管理ができれば国際大会の開催は可能でしょう。ただ今それができるのは少人数で開かれる単一の競技に限られるのではないでしょうか。
サーブをするAuger-Aliassimeの背後に無観客のスタンドが映っていますが、それは大理石の石段のように見えます。コートの壁面も少し濃い模様の大理石のようです。
観客席をアップするとこういう感じです。1,2回戦は選手のチームだけが観客席に入ることを許されているようです。ときどき映されていましたがこういう感じで観戦していました。ここで観戦するには座布団を持っていかないとお尻が痛くなりそうだし、気温が低いと冷たそうです。
Schwartzmanは今日は苦戦。フェアプレイ精神にあふれたいい選手で、身長180㎝以下の選手のランキング(そんなものはないが)1位ですが、調子が今一つあがりません。
コートの周囲は18体のアスリートの石像で取り囲まれています。
そのうちの一つがアップされました。イタリアの街角にはこんな感じの大理石の像が無造作に立っていたりしますね。
台座を含めて6mあるということで、人間と比較するとこのくらい大きなものです。
イタリア国際は男女共催の国際テニス競技大会で、今日(5/12)は、大坂なおみ選手が初戦の2回戦に出場する予定で、このピエトランジェリの第2試合に組まれています。(日本時間で18:30頃開始か)彼女はこれまでクレーの大会ではあまりいい成績を残せていませんが、気負うことなく、このローマの雰囲気満点のコートを楽しむつもりでプレイすればいい結果がついてくると期待しています。