シリコンバレー・クラシックが始まった。32人が参加する、WTA500の大会である。
8月末から始まるUSオープンの前哨戦の一つと位置付けられる大会で、アキレス腱を痛めてしばらく試合から遠ざかっていた大坂なおみ選手が出場するというので注目している。
開催場所はシリコンバレーの中心地、サンノゼ。そこにあるサンノゼ州立大学のコートを使って行わるようである。
大会はDAZNで配信されている。（以下の写真はDAZNのスクリーンションである。宣伝にもなるので、掲載を許していただきたい。）
シリコンバレーはこの時期、雨は絶対に降らず、爽やかな好天が続く。
大坂選手は現地2日の1回戦に登場。相手は、中国のQinwen Zheng（鄭欽文）。19歳の新鋭だが、全仏でHalepを破ったり、無敵のSwiatekからセットを取ったりしているので、侮れない選手である。
試合は両者譲らず、１－１となったが、第3セットは大坂選手が２ブレーク・アップとし、危なげないプレーで勝ち切った。
この大会の直前に前コーチとのウィム・フィセッテとの契約を解消しているので、メンタル面で崩れないか心配したが、今日の試合は表情にも余裕があり、ブレのない安定した試合運びだった。
一方のQinwen Zheng、敗れはしたが、185cmという恵まれた体で、パワーのある大坂選手と対等に打ち合っていた。この選手は今後間違いなくでてくると思う。
ところで、この大会、MUBADALAと名前がついているが、MUBADALAって何？である。
調べると、アラブ首長国連邦の投資会社である。お金は潤沢にあるのだろう。
世界50か国以上でビジネスを展開しているらしいが、そのサイトにある地図を見ると日本は対象外でのようである。道理で知らないはず。オイルマネーの投資先としては魅力がないということか。
