今日、世間の話題の中心は高校野球の決勝にあったようです。
私は高校野球の今年のこれまでの試合はほとんど見ていないのですが、地元神奈川代表が決勝に勝ち進んだということで、観戦することにしました。
慶応高校が先制し、その後5回に大量の5点を入れたところで大勢は決したので、その後は王位戦の第5局の二日目の対局に切り替えました。私としては、今日気になるのは高校野球より王位戦だったのです。
残り時間両者とも数分となった最終版、藤井王位は自玉が詰まないと見るや下の様に8三飛成と攻め上がりました。
AIはそれを最善手としてみていましたが、解説の棋士はとてもそんな果敢な手は考えられないといって驚いていましたから、決め手となる好手だったようです。それに対して佐々木七段は受け手なしと見て投了し、勝敗が決しました。
これで藤井王位は現在保有の七冠を防衛し、八大タイトルのうち唯一残されたタイトルである王座への挑戦が始まります。
そしてその王座戦の第一戦が来週8月31日に隣町の秦野市の陣屋で開催されるのです。
陣屋には何度か行ったことがありますが、これまでに数々のタイトル戦の舞台となったところで、中に入ると時代を代表した棋士の色紙がこんな感じで飾ってあります。
藤井七冠はこれまで陣屋での対局がなく、今回が初めての登場なのですが、ここに彼の色紙が飾られることは間違いないでしょう。