The Fool In The Valleyの雑記帳

-- 好奇心いっぱいのおじいちゃんが綴るよしなし事 --

ChatGPTに聞く

一昨日、「電動ラジコン飛行機と電力」という記事を書きました。 

その記事を読んだ友人が、ChatGPTに同様の質問を投げたら、使えそうな答えが返ってきたことを教えてくれたので、私も興味をもって試してみました。

 

【質問】

全幅1100mm、全長1050mm、主翼面積31.4 dm2、重量1600gのラジコン飛行機をアクロバットでパターン飛行させるときに最適なモーターのKV値とアンプの電流容量とバッテリーのセル数は何?

 

------------ ChatGPT  思考時間: 14s  ---------------

 

【回答】

ざっくり結論から👇
バッテリー:4S(14.8V) 推奨
モーターKV:700–850KV(直径35mmクラスのアウトランナー:例 35×42~48)
ESC(アンプ):60A クラス(ブレーキ機能あり・BEC十分なもの)

なぜこの組み合わせ?

機体:全幅1100mm/面積31.4dm²/重量1.6kg → 翼面荷重は約51g/dm²で一般的なアクロ機。
パターン飛行で気持ちよく大技も入れるなら 300±50 W/kg 程度が目安 → 総電力 480~550W を狙う。
4Sなら同出力で電流を抑えられ、スロットルの線形性・ブレーキともに扱いやすく、パターンに好適。
具体的なプロペラと電流イメージ
モーター 750–800KV × 4S × 12×6~13×6.5
電流:おおよそ 30~45A
出力:450~600W
静止推力:1.4~2.0kg(機体重量相当~少し上)
→ 十分な垂直上昇と減速ブレーキでの演技コントロールが可能。
バッテリー容量の目安
4S 2200~3000mAh, 35C以上
実電流35~40A級でも余裕があり、8~10分のパターン(演技中心・全開短め)を狙える構成。

代替:3Sでいくなら
3S(11.1V) + 1000~1100KV + 11×7~12×6
ESC 60A(全開が長いなら80Aでも)
同等の出力を出すには45~55A流れるので、配線・冷却に配慮。

セットアップのコツ

初回は**電流計(ワットメータ)**で地上計測し、最大電流40A前後に収まるプロペラに調整。
ESCのアクティブブレーキを弱~中で有効化するとダウンラインの減速が決まりやすい。
モーターは**連続600W級(35mm径)**を選ぶと余裕がある。

この機体なら、まずは4S/750–800KV/12×6~13×6.5/ESC60Aが“外しにくい”ベースです。

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納得感のある回答です。

ChatGPTはラジコン飛行機に関する専門的な知識を有しているわけではなく、単にもっともらしい日本語を並べているだけなのですが、それでも膨大な日本語テキストを学習させると、これほど的確な答えを返してくるということに正直驚きました。


ただ、その答えの正しさは保証されたものではありません。鵜呑みにするのではなく、その内容を判断する能力を使う側が持っていて、検討のベースとして利用するといった使いかたをすれば役に立ちそうです。