全仏オープンの女子シングルスはチェコのBarbora Krejcikovaの優勝で終わった。
Krejcikovaはダブルスではグランドスラム優勝の実績があるが、シングルスではWTAランキング33位(この優勝で一気に15位まで跳ね上がる)で今大会もノーシードだったので、さほどマークされてはいなかったが、最近一気に花が開いた感がある。定評のあるダブルスも決勝に進出しており、単複優勝しそうな勢いである。
チェコは女子テニス王国で、ランキングのトップ100になんと10人も名を連ねている。このKrejcikovaでさえ国内では4,5番手の選手と見られていたのだからすごい。
そういうタレント揃いなので、団体戦となるとめっぽう強く、ここ10年の国別対抗のビリー・ジーン・キング・カップでは6回も優勝している。
ところで、チェコの女子選手の姓を見ると、上の表でも明らかなように、皆 -ova で終わる形をしている。過去の名選手を見ても、Martina Navratilova、Hana Mandlikova であるので、一定のルールがあるようである。
調べるとそれに関する記事をいくつか見つけたが、下のサイトが面白かった。
それによると、女性は夫の名字に+「ová」(オヴァ)をつける形が多く、未婚の場合は父親の名字+ováになるらしい。
このルールは徹底していて、外国人の名前まで変えてしまうこともあるらしい。浅田真央 の Asada が なんとAsadová と呼ばれていたというので驚く。