いやー、素晴らしい試合でした。
全米オープン男子シングルス準々決勝のAlcarazとSinnerの戦い。
試合時間5時間15分、試合終了時刻深夜2時50分すぎ。全米Openで終了時刻が最も遅かった記録になったし、試合時間の最長記録にも並びかけたようです。
第4セットでSinnerがマッチポイントを握ったときは勝負あったかと思われましたが、そこからAlcarazが踏ん張って逆転し、ファイナルセットにもつれ込みました。
両者一歩も譲らず、最後まで力が落ちることのない熱戦でしたが、最後はAlcarazが３－２で制しました。
インタビュアーのパトリック・マッケンローさんがこのスタジアムで行われた中での最高の試合だったと言っていましたが、テニス史にも残る好試合だったと思います。
近々、間違いなくトップを争うと予想されている19歳のAlcarazと21歳のSinnerです。
本当にレベル高い好試合を観ることができました。
勝ったAlcarazはグランドスラムで初の準決勝進出で、さらに優勝すれば一気にランキングの1位になるということです。そうなれば、始めて10代のランキング1位の誕生です。
実に楽しみな選手です。
ところで、New Yorkとの時差は13時間あるので、デイセッションは日本の深夜から未明になって観戦しにくいのですが、ナイトセッションになると遅くなればなるほど日本の昼間なので観戦しやすくなります。今日のように深夜3時近くまでになると現地の人より、日本のヒマなおじいさんの方が観戦しやすいというのも皮肉なもんです。
